今週の草花あれこれ。ラバテラ・ホワイトサテン、ラベンダー、アカンサス・モリス。
東北地方も梅雨明けとなりました。
暑い日が続きますが、清涼感のある草花をご紹介しましょう。
ガーデンサービスチャンネルみやぎのエリアキーパー、東北ランドスケープデザインの岩崎です。
まずは、アオイ科ラバテラ属の宿根草、ラバテラ・ホワイトサテン。
アオイ科の植物が咲く時期ですが、一年草のものが多く、宿根草のラバテラも珍しいかもしれません。
そんな中、花は小ぶり(5~7センチ)でしかっりしていて、形もかわいく白花のホワイトサテンは、とってもお気に入りです。
その上、次々と花を咲かせてくれるので、長期間楽しめます。
草丈は、1.5メートルと背丈もあるのでボーダー花壇のバックにもいいですね。
耐寒性もあり、暑さにも強い植物です。
ただ、草丈が高いので、風で倒れないように支えが必要になりますね。
お次は、ラベンダー。
ラベンダーといえば、北海道の富良野が有名ですね。
もともとラベンダーは、湿気、蒸れを嫌うので梅雨のない北海道には向いているんですね。
ここ仙台でのおすすめの品種は、ラバンディン系やストエカス系です。
フレンチラベンダーは寒さに弱いので、地植えでは冬越しが難しいですね。
優しい紫の花色が、涼しげでいいですね。
そして、写真では伝えることできない香りが、癒しをあたえてくれます。
下に、メモリアルハーブガーデンのラベンダーの写真をあげておきます。
墓地のガーデンですが、ラベンダの香りに包まれたとてもいい空間です。
ハーブを中心とした墓地の設計、施工をさせていただきました。
ちょうど、今の時期がラベンダーの見ごろです。
花の先端にリボンがついているような感じのかわいいラベンダー、ストエカス系。
さらに、白い花のラベンダー。
ラバンディン系、アルバ。
ラベンダーの香りを楽しみながら、墓地でのひとときをお過ごしいただいております。
最後に、おまけ?
半日陰のスペースに上品にたたずむアカンサス・モリス。
つやのある、大きく切り込みのあるはとても特徴があります。
あれ、どこかでこの葉を見たことがある、いや、アカンサスって聞いたことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。
古代ローマ時代より、この葉のモチーフは建築様式に取り入れられていたり、食器にもこの葉が描かれているものがあります。
花は、白に藤色が入ります。
植えるときは、スペースを十分取ってくださいね。葉の大きさは50センチ以上にもなりますよ。
地面凍るような寒さには弱く、葉が枯れてしまいますが、春先から葉が出てきて何とか冬越ししてくれます。
花の丈は1メートルぐらいなので、こちらも花壇のバック(背景)におすすめです。
さて、来週は何の花にしようかな、ヘメロカリスやリシマキア・ファイヤクラッカーあたりかな、、、。